近年話題になっている「エシカル」。エシカルとは論理的、道徳的という意味の言葉であり
地域や社会そして地球環境に配慮した行動全般を意味します。
ファッションの業界は浪費的な業界の一つであり
世界では途上国の格安な人件費を理由に毎日大量の服が生産されています。
そして売れ行きの悪い商品や、時期を過ぎ役目の終えた商品が
山のように埋立地や焼却炉に送られ淘汰されています。
それらの流通に私たちは疑問を持ち、現実と向き合い
地球規模での自然環境の持続性をものづくりを通じて考え
行動する事に意味を持ち活動しています。
ワタを育て、糸を紡ぎ、生地を織り、染めて、衣服を作る。
すべての工程をタイ北部のチェンマイやその周辺の村にて行われています。
そんな素朴なものづくりに魅了され私たちのものづくりは始まりました。
伝統的な技術を持った職人の作品や、手織りで織られたやさしい風合いの布に
出会い感動したのと同時に、それらが衰退の一途を辿っている現実も見てきました。
彼ら彼女たちと共に考え、
毎日の生活が豊かになれるよう、伝統技術と私たちの感性を融合した服を製作しています。